江戸時代後期から喜多方の一軒の型紙商によって販売・製造された、着物の柄を染める染型紙「会津型」。
昭和初期まで産業としての歴史が続き、のちに37,000点を超える型紙と関係資料が発見され、2001(平成13)年に市の有形民俗文化財、その2年後には県の有形民俗文化財に指定された。
本展では、県指定文化財の実物の型紙と関連資料を通して、四季折々の自然や動植物を描いた繊細で素朴な美しさ、そして時に可愛らしく、時にユーモラスな型紙の様々な表情を紹介する。