本展の基準で選んだ「クラフト」から感じる「意志」に共感が集まることで、これからも長く続いてほしい、47都道府県の文化が残っていくことに繋がると考え、以下の5つの基準を元に選定しました。
1. 意志
ものづくりの現場に意志があり、その意志を共有できる規模感であること。
ものづくりの現場に意志があり、その意志を共有できる規模感であること。
2. 革新
暮らしの変化を受け止め、進化していること。
既成概念に捉われず、「こうあった方が良い」という革新的な視点を持っていること。
暮らしの変化を受け止め、進化していること。
既成概念に捉われず、「こうあった方が良い」という革新的な視点を持っていること。
3. 良心
利益至上主義ではなく、ものづくりへの「良心」があること。
自然、環境、地域、人など、ものづくりに関わることが無理なく循環していること。
利益至上主義ではなく、ものづくりへの「良心」があること。
自然、環境、地域、人など、ものづくりに関わることが無理なく循環していること。
4. ゆらぎ
素材や環境からくる「ゆらぎ」を許容しながらも、クオリティの高い仕事であること。
量産品の中における「B品」のような、規格外品としての「ゆらぎ」ではないこと。
素材や環境からくる「ゆらぎ」を許容しながらも、クオリティの高い仕事であること。
量産品の中における「B品」のような、規格外品としての「ゆらぎ」ではないこと。
5. 地続き
その土地の素材、技術、文化と繋がりがあり、「地続き」であることを感じられること。
その土地の素材、技術、文化と繋がりがあり、「地続き」であることを感じられること。
47都道府県の出展者に共通することは、地域や伝統を背負っていくという、肩肘を張った様子ではなく、自身の土地で、自身の表現をとことん探求する姿勢です。それぞれ、現在に至るまでの経緯も様々で、一度は出た地元に戻って家業を継いだり、技術訓練校に通ったことをきっかけにその土地に移住したり、幼少期の思い出や、海外滞在の経験、家族との日常、目にした風景など、一人一人が歩んできた、一つ一つの積み重ねが独自の表現をつくり出しています。